壷阪寺について

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境内案内

8.灌頂堂

8.灌頂堂

平成17年4月落慶
本尊 十一面千手観音菩薩(室町時代) 豊臣秀長公像・本多俊政公像安置(安土・桃山時代)

壷阪寺は子島流(小島)または壷坂流と称される真言宗の一流派の道場であった。その教を伝えるための灌頂堂は平安時代に建立されていたと推察される。
その後、二度の大火に遭いながら、その度ごとに再建されていたと伝えられている。
15世紀にまた大火の難に遭うが、その後再建の記録は見受けることはできない。
平成15年に迎えた壷阪寺開創1300年を期に当山の重要な御堂の一つであった灌頂堂再建を発願した。御堂再建に際し、慶長年間、当山伽藍再興に尽力された高取城主本多因幡守が寄進した因幡堂(いなばどう)の部材の大部分を用い、老朽化した部材を新調すると共に、旧因幡堂の幅と奥行を拡げ、現在の正面五間、奥行四間の御堂として再建した。
また、御堂には本多公の尊像を安置し大和大納言豊臣秀長の家臣であり、戦国の戦乱で疲弊した壷阪寺再興に尽力した本多一族の遺徳を顕彰している。

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