壷阪寺について

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寺宝

如来坐像

如来坐像

木造・古色 像高27.4cm 
平安時代 12世紀
右肩より先を失い、左肘から先も後補であるため、当初の尊名は不詳であるが、左肘の曲げ方などから判断すると、腹前で定印を結ぶ阿弥陀如来坐像であった可能性が高い。頭・体幹部を通して一材から彫出する一木造で、体内部のみ内刳する。背面材、地付き部周辺などは後補。彫りが浅く伏し目がちの円満な相好、控えめな肉付け、端整な衣文表現など、小像ながらも平安時代後期の典雅な定朝様の特色がよくあらわれている。(礪波恵昭)

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